庄崎隆志 『ノンバーバルコミュニケーションの世界をこころと身体で感じてみよう』

「流れ」「演出」「即興性」

 ノンバーバルコミュニケーションの世界は奥が深いです。
カラダ・手の動き、表情、表現の位置関係など、どうすれば相手に伝わるかと、苦手意識を持ったり、悩んだりする人も多いでしょう。
 講師の庄崎隆志先生は、「身体表現ワークショップ」を通して、演劇を学ぶ人たち、演劇に興味がある方たち、手話を知らない方たち、年代や性別を超えて、いろいろな方たちと、身体表現によるコミュニケーションについて共有してこられました。
 ワークショップでは「流れ」「演出」「即興性」が大切で、無理なく、無駄なくすすめることと、ステージに立つ人がその場で輝いて、それでいて見ている人たちが面白いと思えることが目標です。ワークショップには楽しさ(笑い)の要素は必須だと思います。私がファシリテーターをつとめるワークショップのモットーは、「笑顔で終わろう!」です。

講師 演劇家 庄崎 隆志

淡路島 office 風の器主宰。コトバや性別、年齢、国境を越えて楽しめることをモットーとし、演劇、日本舞踊、神楽、コンテンポラリーダンスなど、様々な手法を用いて、視覚的コミュニケーションを追究した部隊や舞踊を創り出している。
 
日本では、シアターX 提携公演、横浜赤レンガ倉庫、横浜ランドマークタワー、世田谷パブリックシアターをはじめ、国内では全国 780 か所 2500 ステージ、海外では、欧米、アジアの 14 か国で公演を行った実績を持つ。2010 年横浜文化賞・文化芸術奨奨励賞受賞・日本演出者協会社会包摂部・舞台俳優・演出家・ノンバーバルコミュニケーター。

身体表現ワークショップ

2023/10/13 庄崎隆志氏ノンバーバルコミュニケーションワークショップ@宮城教育大学
[会場]宮城教育大学萩朋会館
2023/10/15 庄崎隆志氏「ノンバーバルコミュニケーション(非言語)の世界を こころと身体で感じてみよう」ワークショップ@東北大学
[会場]東北大学 青葉山ラーニング コモンズ/一般向け
2023/10/16 庄崎隆志氏ノンバーバルコミュニケーションワークショップ@東北大学多文化PBL
[会場]東北大学 川内サブアリーナ
2024/6/21 庄崎隆志氏ノンバーバルコミュニケーションワークショップ@宮城教育大学
[会場]宮城教育大学萩朋会館
2024/6/23 庄崎隆志氏によるノンバーバル・ワークショップ@東北大学
[会場]東北大学 萩ホール/一般向け
2024/10/11 庄崎隆志氏ノンバーバルコミュニケーションワークショップ@宮城教育大学
[会場]宮城教育大学萩朋会館
2024/10/12 庄崎隆志氏によるノンバーバルコミュニケーション@東北大学
[会場]東北大学 青葉山コモンズ/一般向け
2024/10/16 庄崎隆志氏によるノンバーバルコミュニケーション@東北大学多文化PBL
[会場]東北大学 川内サブアリーナ
2025/2/6 庄崎隆志氏によるノンバーバルコミュニケーション@東北大学
[会場]東北大学 川内萩ホール/一般向け
2025/2/7 庄崎隆志氏によるノンバーバルコミュニケーション@八戸看護専門学校
[会場]八戸看護専門学校

主催:庄崎 隆志
企画 、運営・支援:虫明 元、虫明 美喜 

WS参加者のコメント

庄崎隆志ワークショップ
  • 初対面の人と関わるときには、言語情報だけでなく、体の動かし方や表情などの非言語情報にも気を配る必要があると考えた。一言も話さなくとも指示が伝わる状況は原始的な人間の様子を想起させ、とても興味深かった。
  • 空間づくりの点で、庄崎さんが言葉を一切発してないことでノンバーバルコミュニケーションを体現し、空間におけるルール・テーマ・核心に触れることができていた。参加者を円形に座らせることの重要性を実感した。流れを説明して行うのではなく、庄崎さんの動きをまねして、隣の人の動きをまねして、やがてグループで主体的に動くようになり…という順に取り組むことで、わくわくしながら楽しむことができた。
  • 実際にワークショップを通して、顔を笑顔にし、体で表現することで、楽しい感情が心の中から湧き出てきて面白かった。庄崎さんは一度も言葉を発しなかったけれど、庄崎さんの伝えようとしていることをほとんど理解することができ、不思議な感覚だった。
  • 言葉がないということはこんなにも暖かくて優しいものなのかと思った。言葉で伝えられないからこそ、大きく動いたり、表情を豊かにしたりしようとする。それによって周りの人たちに対する親しみが生まれることに気づいた。
  • 5歳児の気持ちになる」ことで、演じるのではなく、ありのままの素直な自分で表現することの大事さに気づいた。言葉が使えないからこそ、必死で伝えて、そしてまた読み取ろうとするのだと思った。
  • 言葉を使わなくても空間を掌握するという点で、間の取り方に緩急をつけることが大切だと感じた。また、普段から言葉に頼りすぎて間をあまり意識していなかったことに気づいた。
  • >庄﨑さんは全身で感情を表されていて、言葉がなくてもたくさんのことが伝わってみんなが笑顔になって、すごく素敵な空間・時間でした。また、握手をするときに間を取ってみることや握手した後にテンションが下がらないようにすることは、普段の生活に役立てられることだなと感じました。