
リハビリテーションスタッフが本当に知りたい脳科学がここにある
近年,脳科学・脳神経学に関する研究は目覚しい進歩を遂げており,臨床現場でも根拠ある治療法として広く活用されはじめている。本書は,神経科学の立場から,脳に損傷を受けたことにより脳内でどのような変化が起きているか,リハビリテーションの一環として動作等を実施している際に何が起きているのか,これまでにないリハビリテーションの戦略としてどのようなことが研究されているのか,といったテーマを中心に解説している。
実験や脳の活動変化などの視覚的な表現を伴う解説についてはイラストや動画を挿入し,最新機器によるリハビリテーションの様子や,リハビリテーション時の患者の変化を示す内容を視覚的に理解することができるようになっている。また,側注に用語解説を設け専門用語をわかりやすく解説しているので,脳科学・脳神経学の入門書としても最適である。
リハビリテーションスタッフが知るべき脳科学研究をまとめた,リハビリテーションスタッフのための脳科学解説書である
目次
1章 脳の機能と損傷による変化
2章 リハビリテーションによる脳の変化
3章 リハビリテーションの新たな戦略
4章 リハビリテーションの実践と脳科学