認知症ケアに活かすコミュニケーションの脳科学20講 -人のつながりを支える脳のしくみ-

コミュニケーションの脳科学

脳神経科学の専門家と認知症医療の専門家による画期的なコラボレーション!
各講義の内容を、さらにミニレクチャー山口塾で実践的に解説します!!
【第Ⅰ部】コミュニケーションのとらえ方
 第1講 社会情動スキルの一つとしてのコミュニケーション   
 第2講 コミュニケーション~ゾウとゾウ使いの比喩~
 第3講 ジョハリの窓~コミュニケーションのための四つの窓~

【第Ⅱ部】コミュニケーションを支える脳と身体
 第4講 安静時と睡眠時の脳のリズム~一人の脳の中の安静時の対話~
 第5講 脳の働きの対立軸~コミュニケーションに必要な多様な視点~
 第6講 内感覚と情動~脳と身体のコミュニケーション~

【第Ⅲ部】身体的なコミュニケーション
 第7講 愛着システム~コミュニケーションの基盤としての安全基地~
 第8講 表情認識とミラーリング~身体と身体のコミュニケーション~
 第9講 身体周囲空間~コミュニケーションのためのプレリュード~
 第10講 行為主体感と自己効力感~コミュニケーションのもたらす様々な自己像~

【第Ⅳ部】記憶・情動とコミュニケーション
 第11講 多重化する記憶~語れる記憶と語れない記憶~
 第12講 情動的な記憶~コミュニケーションに影響する身体的記憶~
 第13講レジリエンス~コミュ二ケーションがもたらす学習性無力感? 学習性効力感?

【第Ⅴ部】認知機能とコミュニケーション
 第14講 システム1とシステム2~直感vs内省のコミュニケーション~  
 第15講 価値観とモラル~コミュニケーションの根底にある文化・価値的側面 
 第16講 情動的共感と認知的共感~多様な共感性とケア~

【第Ⅵ部】実践としてのコミュニケーション
 第17講非暴力コミュニケーション~相手を疎外しない共感性コミュニケーション

 第18講 対話的アプローチ~異なる心を理解しようとするコミュニケーション 
 第19講 演劇的手法による気づき~役を介して多様なコミュニケーションの体験を積む~
 第20講 ライフサイクル~ダンスとしての世代間コミュニケーション~
  コミュニケーションは認知症ケアの基本であり、ケアする人とされる人の関係性がとても重要です。認知症の人が相手でなくても、コミュニケーションを通して相手を理解するのは難しいことですが、ケアの現場ではそのコミュニケーション自体が困難になり、非常に苦労している現状があります。その一方で、脳科学の進展とともに、コミュニケーションを含んだ対人関係に関わる多くの知見が得られています。

本書は、認知症ケアに関わる人が認知症の人とのコミュニケーションで知っておきたい20のトピックについて、最新の脳科学をもとに解説するのみならず、実際のケアとの関係をわかりやすく説明することで、適切なケアの根拠となる考え方を深く理解し、認知症の人との良好なコミュニケーションに役立ててもらえるようにしたものです。

認知症ケアの専門職のみならず、認知症に関わるすべての人に読んでいただきたい内容となっています。